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2007年10月05日(金) 00時00分

個人情報保護で職員研修…東京都立の11病院読売新聞

 今年度に入り、都立病院で患者の個人情報を紛失するケースが相次いだため、都病院経営本部は4日、全11の都立病院の職員計約6200人に対し、個人情報の取り扱いに関する特別研修を緊急に実施するなど、再発防止策を発表した。

 都によると、最初に紛失が明らかになったのは、都立神経病院(府中市)。今年6月、患者743人分の名前などの情報が入ったUSBメモリー(コンピューター用外部記憶媒体)を紛失したことが発覚した。同病院では、先月19日にも、未払いの医療費を回収していた職員が、患者2人分の名前や未納金額などが記載された伝票のコピーを紛失した。

 また、今月3日には、都立大塚病院(豊島区)で、患者8人分の名前や床ずれの患部を撮影したデジタルカメラがなくなっていることがわかった。

 都は、10日にも各病院に職員を派遣し、個人情報の管理状況などをチェックする緊急検査も始める。

http://www.yomiuri.co.jp/net/security/s-news/20071009nt07.htm