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2007年10月05日(金) 20時56分

「最後の戦い」と小沢氏 民主、衆院選へ本格始動東京新聞

 民主党は5日、全国幹事長・選挙対策責任者会議を党本部で開き、次期衆院選に向けて本格的に始動した。小選挙区で「勝てる候補」を厳選し、単独での過半数獲得を目指す方針。

 小沢一郎代表は「私の政治家としての最後の戦いだ。必ず民主党の政権を実現し、国民の負託に応える決意で臨みたい」と覚悟を強調。小選挙区の選挙戦に関し「300選挙区のうち過半数を何としても取らなければならない」と指摘した。

 小選挙区で過半数を獲得すれば、民主党単独での衆院過半数につながると分析。小選挙区すべてには候補者を擁立せず、それぞれの都道府県で小選挙区過半数を獲得する戦略だ。

 小沢氏は「勝利の最大の方法は兵力の集中だ。勝てるところに力を集中することが大事だ」と力説。赤松広隆選対委員長は(1)比例単独候補は認めない(2)公認候補の差し替えもあり得る−などと基本方針を説明した。また鳩山由紀夫幹事長は「年内の総選挙も想定しながら態勢を早急に作り上げたい」と述べた。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007100501000815.html