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2007年10月05日(金) 20時07分

法テラス、情報提供37万件 スタッフ弁護士百人体制へ東京新聞

 日常生活で法的トラブルを抱えた市民を援助する日本司法支援センター(愛称・法テラス)は、業務開始から1年を経過したのを受け5日、法制度や相談先などの情報提供をこれまでに約37万件実施したと発表した。当初想定していた100万−120万件を大幅に下回る数字で、「潜在的な需要はもっと多いと思う。広報を強化したい」としている。

 法テラスによると、内訳はコールセンター(東京)への相談が約23万6000件、地方事務所への相談が約13万件。このほか、資力が乏しい人向けの無料法律相談などの「民事法律扶助」が約20万件、犯罪被害者支援ダイヤルへの相談は約6700件だった。

 一方、全国各地で刑事事件の国選弁護などに当たる常勤の「スタッフ弁護士」は、これまで58人を採用。地方事務所や、司法過疎地域にある地域事務所など、計38カ所に配置した。

 スタッフ弁護士は、来年3月までに100人程度まで増える見込みという。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007100501000774.html