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2007年10月05日(金) 18時33分

おむつ交換台で転落相次ぐ 乳幼児の頭骨折など19件東京新聞

 デパートやスーパーのトイレなどに設置されている折り畳み式のおむつ交換台から、乳幼児が転落したとの事故情報が、過去10年間で19件に上ることが5日、国民生活センターのまとめで分かった。

 頭の骨を折った例もあり、センターは「利用中に赤ちゃんから目を離さないで」と注意を呼びかけている。

 センターによると、富山県で今年6月、生後4カ月の男児がショッピングセンターで、高さ約80センチのおむつ交換台から転落、頭の骨を折った。現場は、個室内に便座や洗面台もある多目的トイレ。母親が交換台から背を向けて手を洗っている間に床に落ちた。

 このおむつ交換台は約8年前に設置され、柵などはなく、ベルトでおなかを固定するタイプ。赤ちゃんが動くうちにベルトから抜け出たとみられる。洗面台がおむつ交換台に背を向ける配置になっており、センターは「設置する施設側も、設計段階で配慮する必要がある」としている。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007100501000660.html