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2007年10月05日(金) 14時49分

バイト賃金水増し請求 名古屋市南区役所、臨時雇用や備品代に 東京新聞

 名古屋市南区役所の保険年金課保険係が2002、03の両年度にわたり、雇用したアルバイトの賃金を水増し請求して24万5000円をプールして備品購入費などに充てていたことが5日、分かった。同市は不適正な会計処理とみて、他の部局でも同様の流用がないか調べている。

 同係はアルバイトを雇用する際、実際の予定よりも多い勤務日数で賃金を請求。実際の勤務実績に応じて賃金を支払い、余った分を口座にプールしていた。繁忙期や急に人手が足りなくなった際に臨時にアルバイトを雇う際、プール金から賃金を支払っていた。

 9月上旬に市役所に通報があり、監察室が調査したところ、同係には02年4月の時点で13万5000円のプール金があり、03年度までに24万5000円増えていた。その後アルバイトの賃金は係を経由せず直接アルバイトに振り込まれる仕組みに変わったため、同係は水増し請求をやめた。

 同係は05−06年度、このプール金で書類保管庫や、窓口客に整列してもらうための仕切り用ロープなどとして、28万6000円を使った。

(中日新聞)

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007100590144723.html