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2007年10月04日(木) 09時42分

神戸の酒蔵の町にラブホテル?ツカサネット新聞

神戸市東灘区魚崎は、酒蔵の町として有名である。今、そこにリゾートホテル建設が計画されている。リゾートホテルというのは、業者側が主張しているだけで、沿道をしばらく行くと、いわゆるラブホテルが数件あり当所も建設後は、ラブホテル化するものと思われる。

現場は準工業地域であり、風俗営業法ではラブホテルが禁止されているが、旅館業法による宿泊施設は、建設が可能である。しかし、建設段階で「神戸市ホテル建築指導要綱」を遵守しておれば営業を開始でき、建設後、ラブホテル化しているのが現状である。

違反に対しては、神戸市が行政指導を行えるが、その場しのぎで改善し、再び違反をすることの繰り返しであり、それを防ぐことはできない。

魚崎では現在、周辺住民による反対運動が行われており、1万1千人以上のホテル建設反対の署名が集められ、さらに神戸市に対してホテル要綱の条例化を盛り込んだ請願書が提出されている。しかし、法律的には、建設を阻止することはできない。業者が突然、「ここにホテルを建設します」と宣言すれば、もう誰にも止めることはできない。これは、どこにでも起こり得る話なのである。

いわゆる“ザル法”につけ込む業者。それに歯がゆく、悔しい思いをする周辺住民。この闘いで正義は勝つのだろうか?


(記者:ふち)

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