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2007年10月04日(木) 08時01分

L&G 会長らに4500万支払い命令 損賠訴訟産経新聞

 L&Gによる出資金の勧誘は出資法違反だとして、出資者の男性2人が波和二会長(74)ら経営陣に計4500万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が3日、東京地裁であった。被告側が全く反論しなかったため、寺本昌広裁判官は原告の請求通り計4500万円の支払いを命じた。

 判決によると、男性らは平成17年11月〜18年9月、1口100万円に対して1カ月3%の利息を支払うとする契約で、エル社に協力金として計4500万円を支払った。契約には1年後には協力金を全額返還する内容も盛り込まれていた。

 その後、男性らは今年2月に契約を解除したが、エル社から返還されたのは約600万円だった。男性らは「協力金は高額の利息をうたい、不特定多数から出資を募っており、出資法に違反する違法行為」と主張していた。

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