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2007年10月03日(水) 11時26分

L&G本社など36か所一斉捜索、出資法違反の疑い読売新聞

 「円天」と呼ばれる独自通貨や高額の配当と引き換えに、全国の約5万人から総額1000億円に上るとみられる「協力金」を集めていた健康商品販売会社「エル・アンド・ジー(L&G)」(波和二会長)について、警視庁は3日、出資法違反(預かり金の禁止)の疑いで東京・新宿の同社本社など36か所の一斉捜索を始めた。

 同社は今年2月の配当停止以降、実際は破たん状態に陥っていたのに高額配当を約束して会員集めを続けていたとみられ、同庁は、こうした点が詐欺容疑にあたる可能性が高いとみて捜査を進める。

 調べによると、同社は、2004年ごろから全国各地の高級ホテルなどで説明会を開き、「1口100万円の協力金につき年36%の配当を支払う」「協力金に応じて円天を支給し、会員限定のバザーで買い物ができる」とうたって全国の主婦などの会員から、多額の資金を受け取っていた疑いが持たれている。

 同社では、会員は一般の出資者ではなく、「株主社員」と対外的に説明、不特定多数から出資金を預かることを禁じた出資法違反にはあたらないと主張してきた。しかし警視庁では、同社が古手の会員に多額の紹介料を払って会員を勧誘していたことなどから、不特定多数からの資金集めと判断した。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20071003i202.htm