記事登録
2007年10月02日(火) 17時02分

自分の氏名ってどうすれば変更できるの?R25

通信社系の海外ニュースによれば。つい先日中国で、我が子の名前を「@」にしたい、との届出があったという。親御さん曰く、「@」の読み(アット)が中国では「彼を愛する」という意味の「愛他(ai ta)」に聴こえることが、その理由なんだとか。一説によると、中国語の名前には、いまだコンピュータ上で表示できないものも多いため、IT社会で不利にならぬよう、このような名前をつけようとしたらしいのだが…。

実際のところ、理由はともかく、変わった名前をつけられたお子さんの心情はいかなるものなのかな、と。もちろん、洋の東西を問わず、親の願いが込められた名前に誇りをもって生きている人も多数いるわけだが、中にはどうしても自分の名前を変えたいと思っている人だっているはず。そこでとるべき手段のひとつが「改名」だ。

日本の場合、改名(戸籍上の氏名変更)を行うには、まず家庭裁判所の許可が必要になる。ただし、誰でも気軽に改名ができる、というわけではなく「難しくて正確に読まれず不便」「(同姓同名の犯罪者がいるなど)その氏名により精神的苦痛を受けている」というように、家裁側が“正当である”と認めてくれる理由が必要となる。なお、変えられるのは名前だけ、と思っている人が多いようだが、名字の変更も可能だ。

こうした理由を「名の変更の申立書」(家裁でもらえる)に、必要事項とともに書き込み提出。この書類が受理されると、平均1ヵ月以内で、変更が本当に必要かどうかを見極めるための審判が行われ、許可証をもらえれば晴れて、役所へ出向き戸籍の変更が行える、というわけだ。この審判での印象が、許可に大きな影響を与えるらしく、ネットなどで改名をスムースに行うためのポイントが、あちこちでまとめられている。改名に興味がある方は参照してほしい。ちなみに冒頭の「@」ちゃん。詳細は不明ながら、やはり中国でも受理はしてもらえなかったようだ。ちょっと可愛いのにねぇ。
(R25編集部)

「氏名の変更が認められる理由の例」を見る

※コラムの内容は、フリーマガジンR25から一部抜粋したものです

■「雑学」に関する過去のイチ押し記事
グラスをもつ小指が立ってしまう謎に迫る!!  (2007.07.12)
意外に残酷なその成り立ち夏の漢字怪談で涼んでみる?  (2007.07.26)
超々高層ビルは高さ何mまで建てられる?  (2007.09.13)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070927-00000015-rec_r-ent