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2007年10月01日(月) 00時00分

ごく厚鯖の身 しっとり食感朝日新聞

 すし飯とサバが、ほぼ等分。風格すら漂う切り身の厚さは約2センチ。昆布と酢の上品な香りと、野趣あふれるサバの風味を楽しみつつ口に運ぶと、しっとりと生のような食感だ。

「旬鯖ずし 赤尾」

 ジェイアール京都伊勢丹の地下2階、「朽木(くつき)旭屋」の「旬鯖(ときさば)ずし 赤尾」。長崎県松浦漁港の旬のサバの中でも、身が張ってやわらかい赤尾をさらに厳選した。身の重さと脂ののりの違いで値段は3通り。それぞれに4切れの姫合わせと8切れの片身丸ごとがある。

 写真は一番人気の「極(きわみ)姫合わせ」。4切れ2901円。安くはないが、これで値段も中クラス。自分用に買う40〜50代の女性が多いそうだ。

 ふわっとしたすし米は熟成コシヒカリ、サバと米の味を引き出す玄米酢富士など素材を選び抜き、独自の仕込み方法で丁寧に作られている。

 賞味期限は夏期25℃以上の時期は2日、それ以外は3日間。イートインもある。滋賀県の本店以外の常設店はここだけだ。

(アサヒ・ファミリー・ニュース社 江口 佳代)

http://www.asahi.com/kansai/taberu/depa/OSK200710010032.html