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2007年10月01日(月) 10時01分

恩人の死がもたらしたピンク・レディーの映像使用料日刊ゲンダイ

 思わぬ“特需”に複雑な心境ではないか。ピンク・レディーのことである。
 ピンク・レディーは今年8月に作詞家の阿久悠、翌9月に振り付けの土居甫という“大恩人”を亡くした。2人がいなければ「UFO」「ウォンテッド」などのミリオンヒットは実現せず、その意味で現在のピンク・レディーもなかったはずだ。未唯(49)と増田恵子(50)の悲しみは察して余りある。その一方で、阿久悠と土居甫の死去によってピンク・レディーのもとにはかなりの収入がもたらされたという。
「阿久さんと土居さんが亡くなった直後や、“送る会”の前後に、テレビ局はピンク・レディーの過去の映像を繰り返し放送しました。これらの映像はすべて有料です。プロモーションビデオは15万〜20万円、コンサート映像は30万円、レコードのジャケット写真を使用する際は1万5000〜2万円が“規定料金”。映像を少しでも放送した番組は、肖像権を所有している未唯と恵子の個人事務所に、それぞれ同額ずつ支払ったそうです」(マスコミ関係者)
 未唯と恵子は以前から、ピンク・レディーの映像を使用する際の契約をテレビ局と交わしていたため、使用料が発生したというわけだ。さらに……。
「恵子は今月2日に単独ライブを行いました。未唯も続いて11月に行います。どちらも大盛況のようです」(芸能ライター)
 また、団塊世代の大量退職による70年代ミュージックのブームの中、阿久悠と土居甫の死去で、昨年30周年を迎えたピンク・レディーの記念CDや関連グッズの人気も盛り上がっている。
 泉下の恩人たちも喜んでいるに違いない。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071001-00000001-gen-ent