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2007年10月01日(月) 15時03分

<円天>東京都が立ち入り調査へ 「不当勧誘」違反疑い毎日新聞

 「円天」と呼ばれる独自の電子マネーなどを使って約5万人から1000億円前後を集めたとされる健康寝具販売会社「エル・アンド・ジー(L&G)」(東京都新宿区、波和二会長)グループが、東京都消費生活条例に違反する「不当勧誘行為」を行って資金を集めた疑いがあるとして、都は1日午後にも、条例に基づき立ち入り調査する方針を固めた。グループに公的機関の立ち入りが入るのは初めてで、資金の募集方法が適正だったか詳しく調べる。
 同社は「協力金」名目で「3カ月ごとに9%の現金を支払い、満期(1年)になれば元金を返還する」と約束し、会員から資金を集めていた。数年前からは会員が「保証金」名目で現金を預けると、同額面の円天を発行。通信販売サイトや販売オフィスで、円天を使って会員が商品を購入できるシステムを導入した。
 今年2月に「利息は現金ではなく円天で支払う」などと一方的に通知したことから、各地の消費生活センターなどに問い合わせや苦情が多く寄せられるようになった。
 関係者によると、グループは会員に取引の仕組みに関する重要な情報を提供しないまま資金を集めていたとされ、条例が禁止する不当勧誘の疑いがあるという。都はこれまでも同社に説明を求めてきたが、明確な回答を得られなかったため、立ち入り調査が不可欠と判断したとみられる。
 都条例は、不当勧誘行為など不適正取引を行った業者に対する調査権限を規定。今年7月に改正条例が施行されたことにより、悪質業者に対する禁止命令を出すことも可能になった。【夫彰子、曽田拓】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071001-00000038-mai-soci