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2007年09月27日(木) 00時00分

アップル、iMacを一新し実質的に値下げ読売新聞

 アップルがこのほど、オール・イン・ワン(一体型)コンピューターの「iMac」シリーズを一新した。

 20インチ、または24インチのワイドスクリーンディスプレーを一体化した本体は、素材にアルミニウムとガラスを使用、さらにスリムなデザインとなった。インテル最新のCPU、コア2デュオは動作周波数最高2・4GHzと、写真や動画の編集などで、高いパフォーマンスが期待できる。

 アルミニウム製の超薄型キーボードや、ビデオチャットに必須の内蔵ビデオカメラも装備している。写真の管理に便利な「iPhoto」や、様々な動画編集を楽しめる「iMovie」の新バージョンなどを、デジタルAV関連のスイートパッケージ「iLife ’08(オーエイト)」に統合。標準で、ビジネス向け「iWork ’08」とともに搭載した。

 価格は、20インチのiMacが15万9800円からと、従来の20インチモデルと比べて約3万円安くなり、24インチも23万9 800円と、従来モデルより1万円安くなっている。米国での記者発表でスティーブ・ジョブズ最高経営責任者(CEO)は、「この新しいiMacは私たちがこれまでに作った最も素晴らしいデスクトップコンピューターだ。材料の選定という点から見ても、アルミニウムやガラスはリサイクルがしやすい」と環境問題への配慮を強調した。

 アップルジャパンが開いた会見では、今回の“売り”はiLife ’08とし、「これを使えば誰もがプロ並みの動作を体感できる。写真管理も動画編集もマニュアルがなくても簡単に操作できるのが魅力」とアピール。今回の一新をウィンドウズ追撃のさらなるきっかけにしたいという考えを示した。(2007年8月24日発売「YOMIURI PC」2007年10月号から)

http://www.yomiuri.co.jp/net/frompc/20070927nt07.htm