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2007年09月26日(水) 06時06分

特ダネ、新聞より早くネットで配信 産経が新サイト朝日新聞

 産経新聞社は25日、同社のインターネットサイト「産経ウェブ」を10月1日から刷新すると発表した。速報性を重視し、特ダネも新聞より先にネットで配信する「ウェブ・ファースト」を、日本の大手新聞では最初に始めるという。マイクロソフト(MS)と提携し、サイト名は「MSN産経ニュース」になる。

産経新聞社が新しく始める「MSN産経ニュース」のイメージ

 新聞社のニュースサイトは、紙媒体の価値を守る狙いから、特ダネは新聞の発行時間におおむね合わせて配信してきた。産経は、これを改め、原則として特ダネのすべてを記事にでき次第サイトに載せるという。分量の制約で、新聞紙面には載せきれない記事や写真も、積極的に配信する方針だ。産経は首都圏では夕刊を発行していない。

 すでに4人の編集長が輪番制で新聞とサイトの編集長を務める体制にし、両者の編集を一体化。ネット上での記事掲載期間も従来の2カ月から6カ月に延ばす。

 サイトの閲覧は無料で運営は広告収入で賄う。MSの知名度を生かし、現在4000万ページ程度といわれるサイトの月間閲覧数を、数倍に増やすことを目指す。

 MSの現在の提携先である毎日新聞社は、04年から共同運営している「MSN毎日インタラクティブ」を9月30日で終了。10月1日から新サイト「毎日jp」を開設する。

http://www.asahi.com/business/update/0926/TKY200709250446.html