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2007年09月26日(水) 17時01分

元店長に求刑上回る懲役12年=ステーキ店女性客拉致暴行−大阪地裁時事通信

 大阪市中央区のステーキ店の店長らが女性客を拉致、暴行した事件で、強盗強姦(ごうかん)と逮捕監禁の罪に問われた「ペッパーランチ大阪心斎橋店」元店長北山大輔被告(25)らの判決公判が26日、大阪地裁で開かれた。杉田宗久裁判長は「安心して飲食できるはずの全国チェーンを信頼して食事していた女性に対する犯行で、社会に与えた不安や衝撃は大きい」として、北山被告に検察側求刑の懲役10年を超える懲役12年を言い渡した。
 また元店員三宅正信被告(25)には、求刑通り懲役10年を言い渡した。
 杉田裁判長は、犯行を「前代未聞で衝撃的」と批判。暴行や監禁の態様は「女性の尊厳への配慮がみられず、極悪非道」とし、「女性の肉体的、精神的苦痛の大きさは計り知れない」と述べた。
 その上で「悪質さは同種事案の中で抜きんでている」として、北山被告への求刑を「軽きに過ぎる」と指摘。一貫して犯行を主導したとの理由から、三宅被告を上回る量刑とした。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070926-00000102-jij-soci