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2007年09月26日(水) 19時37分

師匠会で注意喚起へ=力士急死で相撲協会時事通信

 大相撲の時津風部屋で6月に序ノ口力士の時太山=当時(17)、本名斉藤俊、新潟県出身=がけいこ中に急死した問題で、日本相撲協会の北の湖理事長(元横綱)は26日、「(斉藤さんは相撲界へ)入って2カ月。体力的なことも考えていかなくてはいけない」と語り、27日の定例師匠会で若い力士の指導について注意喚起する考えを示した。
 時津風親方(元小結双津竜)らが愛知県警の事情聴取に暴行を認めたとされることについては「警察に任せる。本人が警察に協力することが一番」と語り、捜査を見守る姿勢を重ねて示した。
 27日には定例理事会も予定されており、理事の大島親方(元大関旭国)は「親方に一番の責任があるが、兄弟子が何人かかわっていたかが問題だ」と指摘。理事会で相撲協会としての対応などが話題になるとの見通しを述べた。
 同日には斉藤さんの遺族が、東京都内で弁護士とともに記者会見する。
 東京都墨田区の時津風部屋には、26日午後も多くの報道陣が詰め掛けたが、若手力士が出入りする程度で、静まり返ったままだった。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070926-00000146-jij-spo