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2007年09月25日(火) 10時55分

マイカル社債訴訟、主婦らの賠償請求棄却 名古屋地裁朝日新聞

 スーパー「マイカル」(05年に会社更生手続き終結)の社債を、01年に同社が経営破綻(はたん)する前に購入した愛知県内の主婦ら6人が、「リスクの説明が不十分だった」などとして、販売会社だった野村証券と社債管理会社だったみずほコーポレート銀行(旧第一勧業銀行)を相手取り、計約2390万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が25日、名古屋地裁であり、松並重雄裁判長(戸田久裁判長代読)は購入者側の請求を棄却した。

 判決は「格付け機関による社債の格付けを説明するなどしており、説明義務違反は認められない」とした。

 東京、大阪両地裁でも04年に購入者側が集団訴訟を起こしたが、大阪地裁では敗訴。東京地裁ではみずほコーポレート銀行への請求を棄却する判決が出され、野村証券などを相手取った訴訟が続いている。

http://www.asahi.com/national/update/0925/NGY200709250003.html