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2007年09月25日(火) 17時40分

後で読みたいWebサイトが消えてしまう理由とその対策R25

最新のニュースや気になる話題は、ネットでさくっとチェックするのがR25世代の常識。とはいえ、忙しい日々のなかでは、気になるWebサイトをいつでもその場で読めるわけじゃない。「時間のあるときに改めて読もう」とブックマークしておいたのに、後日そのページを開くと、記事がまるごと消えていた! なんて経験がある人は多いはずだ。

ネットの状況は常に変化している。様々な事情でWebサイトが閉鎖されたり、特定のページが削除されることも頻繁にあるが、なかでも消えやすいのは、ニュースサイトや新聞社などが配信している記事ページだ。例えば、大手ポータルの「Yahoo! JAPAN」では、ニュース記事の掲載期間は24時間〜90日間(日数は記事の配信元によって異なる)となっており、その期間が経過するとページ自体が削除されてしまう。その他のニュースサイトでも、1週間で削除されるケースや、1年間で同一URLを使いまわすケースなど様々なパターンがある。いずれにしろサイト側で削除されたWebページは、ブラウザにブックマークしてあっても再び開くことはできない。

気になる記事の読み逃がしを防ぐにはどうすればよいか? てっとり早いのは、これだ! と思ったWebページを「スクラップ(保存)」してしまう方法だ。ページを丸ごとハードディスクに保存すれば、サイト側で削除されても確実に読み返すことができる。ブラウザの機能でファイルとして保存してもいいが、最近はスクラップを便利に補助してくれるソフトやサービスがいろいろ登場している。なかでも、表示中のWebページをまるごと保存して、自分のメールアドレス宛にHTMLメールとして送信できる「あとで読む」は、読みたいWebページをメールソフトで管理できる点が特徴。キーワード検索も楽になるので、保存したページをデータベース的に使えるのが面白い。

スクラップする以前にすでに消されてしまっているWebページを読みたい場合は、GoogleやYahoo!の検索結果から「キャッシュ」をたどってみよう。検索エンジンのロボットがクロール(情報の取得)した時点のデータが残っていれば、そのページを過去にさかのぼって閲覧することができる。100%確実ではないが、すでに削除されてしまった記事も読むことが可能だ。

ネット上の情報は巨大なバケツにあふれる水のようなもの。いつ流れてしまうか分からないからこそ、重要なものは手元に残す習慣をつけてみては?
(R25編集部)

後で読みたいWebサイトが消えてしまう理由とその対策の詳細情報

※コラムの内容は、フリーマガジンR25から一部抜粋したものです

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