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2007年09月23日(日) 00時00分

暴力団排除の店 映画化読売新聞

実体験もとに 渋谷で試写会

 「暴力団お断り」の看板を40年以上にわたって掲げている川崎市の飲食業、宮本照夫さん(69)の実体験をもとにした映画「それでもヤクザはやってくる」の試写会が22日、渋谷区神宮前の東京ウィメンズプラザで開かれた。舞台あいさつに立った宮本さんは「命の危険を感じることもあったが、これからも暴力団排除運動を続けていきたい」と抱負を語った。

 この映画は、暴力団の入店を断ったために店内で組員が暴れ出したり、店の賃料を巡って暴力団に介入されたりした宮本さんの体験をもとに、嫌がらせの内容を逐一メモするといった対処法が字幕で示され、暴力団排除に役立つ内容になっている。

 主人公の宮本さん役は俳優の宅麻伸さんで、試写会には、弁護士役を演じたタレントの小倉優子さんも参加。会場には300人以上が詰めかけ、立ち見も出るほどだった。来月以降、全国で順次上映される。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/news003.htm