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2007年09月17日(月) 01時37分

プーケット島で旅客機が着陸失敗、炎上…87人死亡読売新聞


16日、プーケット島の空港で、着陸に失敗し炎上する旅客機=AP

 【バンコク=田原徳容】タイ南部のリゾート地・プーケット島の国際空港で16日午後4時(日本時間同6時)ごろ、バンコク発プーケット行きのワン・ツー・ゴー航空国内線MD82型機(乗員乗客130人)が着陸に失敗、炎上した。

 タイ保健省によると、87人が死亡した。在タイ日本大使館は、同社の乗客リストに日本人と見られる名前がないことを確認した。

 乗客はタイ人45人と外国人78人、乗員は7人だった。航空当局は、午後11時(日本時間17日午前1時)現在、43人の生存を確認した。

 同航空は、タイの格安航空会社。当局によると、同機は、着陸時にバランスを崩し、滑走路をオーバーランして林に突っ込んだ後、機体が三つに割れたという。事故当時、プーケットは大雨で視界が悪く、滑走路には水がたまっており、同機は着陸をやり直そうとしたが、失敗したようだ。

 現在、空港は閉鎖され、警察と救助隊、地元当局などが乗客らの身元確認作業を進めている。

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070916it12.htm