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2007年09月17日(月) 01時12分

旅客機が着陸に失敗し炎上、80人死亡 プーケット朝日新聞

 タイ南部プーケット島の空港で16日午後4時(日本時間同6時)ごろ、タイの格安航空会社「ワンツーゴー」が運航するバンコク発プーケット行き旅客機が着陸に失敗し、大破して炎上した。乗客乗員合わせて130人のうち、プーケット県当局によると少なくとも80人が死亡した。

タイ・プーケットの空港で16日、着陸に失敗して炎上した旅客機を消火する消防隊員ら=AP

 警察当局によると、旅客機は着陸後に滑走路をオーバーランし、隣接する林に突っ込んだらしい。機体から火の手が上がり、消防当局などが消火、救助にあたった。

 県当局によると、午後11時(同17日午前1時)現在、42人が病院で手当てを受けている。見つかっていない8人は「死亡した可能性が高い」としている。乗客は123人で乗員が7人。乗客のうち78人が英国などの外国人だったという。バンコクの日本大使館が搭乗者名簿を調べたところ「日本人らしい名前はなかった」という。

 航空会社によると、事故機はMD82型。当時、同空港の周辺は強い風雨が続いていた。空港当局者は「バランスを崩したようだ。滑走路もよく見えなかったのではないか」と話した。空港は一時閉鎖された。

 「ワンツーゴー」はタイ国内の地方路線を運航している。

 プーケットはタイ有数のリゾート地で、日本からも多くの観光客が訪れている。

http://www.asahi.com/international/update/0916/TKY200709160114.html