2007年09月16日(日) 23時34分

不適切な融資案件、群馬の東和銀に金融庁が報告命令（読売新聞）

　金融庁が群馬県の第二地方銀行、東和銀行（前橋市）に対し、不適切な融資案件が見つかったとして全容解明を求める報告命令を出したことが１６日、明らかになった。

　同銀行は第三者委員会などを設置して調査し、早急に金融庁に報告する見通しだ。金融庁は、経営管理体制に問題があれば行政処分を下す方針だ。

　金融庁は今月上旬まで同行に検査を実施した。この中で、今年５月に退任した増田煕男・前頭取時代に、一部経営陣の独断で取締役会の承認を得ないまま融資した疑いのある案件が見つかったもようだ。増田前頭取が関与した疑いも浮上している。増田前頭取は旧大蔵省のＯＢで、２００７年３月期に２７４億円の税引き後赤字に陥った責任を取って退任している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070916-00000314-yom-bus_all