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2007年09月16日(日) 21時55分

<タイ機炎上>プーケット空港で着陸失敗、死傷者多数毎日新聞

 【バンコク浦松丈二】タイ南部のプーケット国際空港で16日午後3時半(日本時間同5時半)ごろ、バンコク発のワン・トゥー・ゴー航空MD80型旅客機が着陸後に滑走路をオーバーランして炎上した。同機には乗客123人と乗員5人が搭乗していた。タイ政府のサンサーン運輸次官は、事故の死者が39人、負傷者50人、行方不明者が34人に達したと述べた。バンコクの日本大使館の邦人保護担当官は毎日新聞の取材に「乗客リストに日本人らしい名前はない。現地の病院に連絡を取り、最終確認を急いでいる」と話した。
 現地からの情報によると事故当時、空港周辺は激しい雨が降っていた。事故機は一度着陸を試みて成功せず、再び行った着陸で滑走路を外れ、樹木や建造物に衝突した。
 タイ英字紙ネーション(電子版)は、事故機から60人の遺体が発見され、約40人が負傷したと報じた。
 ◇プーケット島 タイ南部にある南北約50キロ、東西約20キロの同国最大の島。インド洋を望むアンダマン海に浮かぶ国際的なリゾートで、透明度の高い海と白い砂浜から「アンダマン海の真珠」と称される。年間の平均気温が30度近くあり、一年を通してマリンスポーツが盛ん。日本人観光客にも人気がある。04年12月のインド洋大津波で大きな被害を受けた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070916-00000061-mai-int