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2007年09月16日(日) 21時44分

観光の客足、戻った矢先に…プーケット旅客機炎上事故産経新聞

 【バンコク=菅沢崇】 16日、タイ南部のリゾート地プーケットで起きた飛行機事故は、多数の死傷者を出す大惨事となった。プーケットは、約3年前に起きたインド洋大津波で傷ついたイメージからようやく回復したばかりだっただけに、地元住民は事故に大きな衝撃を受けている。

 地元テレビによると、現場では炎上した飛行機から乗客乗員の救出が行われた。地元テレビは外国人2人が病院に搬送される映像を放映しており、搭乗者の中には、生存者がいるとみられる。

 プーケットは2004年12月にインド洋大津波に襲われ、日本人を含む外国人観光客多数が死亡した。その後、地元が懸命に観光キャンペーンを展開し、最近になってようやく大津波前の水準まで観光客が戻ったばかり。大手航空会社に加え、格安航空会社も相次いで乗り入れを再開させていた。

 プーケットは南北約50キロの同国南部最大の島で、“アンダマンの真珠”と呼ばれるリゾート地。日本や韓国、欧州などからの観光客に人気がある。

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