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2007年09月16日(日) 21時31分

プーケット島で旅客機が着陸失敗、炎上…30人以上死亡か読売新聞

 【バンコク=田原徳容】タイ南部のリゾート地・プーケット島の国際空港で16日午後4時(日本時間同6時)ごろ、バンコク発プーケット行きの「ワン・ツー・ゴー」航空国内線MD81型機(乗員乗客128人)が着陸に失敗、炎上した。

 タイ警察や航空当局によると、少なくとも85人が死亡した。在タイ日本大使館によると乗客名簿に日本人とみられる名前はないという。

 同航空は、タイの格安航空会社。同機は着陸時にバランスを崩し、滑走路をオーバーランして林に突っ込んだ後、機体が2つに折れた。同機は着陸をやり直そうとして失敗したとみられる。警察などによると、事故当時、プーケットは大雨で視界が悪く、滑走路には水がたまっていた。同県当局などによると、乗客のほとんどが外国人との情報がある。

 同機は午後2時30分にバンコクのドンムアン空港を出発し、3時50分に到着予定だった。事故後、空港は閉鎖され、警察と救助隊、県当局などが、病院に搬送された乗客らの身元確認作業を進めている。

 プーケット島は、日本人を含む外国人が多数訪れるタイ随一のリゾート地。2004年12月のインド洋大津波で甚大な被害を受け、約5400人が死亡。日本人も同島周辺などで29人が犠牲となった。

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070916it12.htm