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2007年09月16日(日) 19時01分

福田氏、話し合い解散も=麻生氏「消費税1%上げ」−自民総裁選時事通信

 自民党総裁選に立候補している福田康夫元官房長官と麻生太郎幹事長は16日午前、NHKや民放の討論番組にそろって出演し、政権運営への考え方などをめぐり議論した。衆院解散・総選挙について、福田氏は「問題意識が共有できれば野党との話し合いもある」と述べ、野党との「話し合い解散」に含みを残した。麻生氏は「解散権は首相の専権事項だ。野党にとって都合がいい時期を考える人はいないのではないか」と述べた。
 福田氏は「選挙の時期は、国会の状況や、国民生活に影響を与える法律をどうするかも含めて判断するしかない」と指摘した上で、早期解散を求める野党との話し合い解散の可能性に言及。さらに「解散権は首相の特権だが、今は状況は違う。特権をフルに発揮できる状況かどうか」とも語った。
 首相に就任した場合の組閣方針については「国会の最中で答弁をしなければならない。あまり変わったことはできない」と述べ、大幅な閣僚交代は難しいとの認識を示した。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070916-00000063-jij-pol