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2007年09月15日(土) 10時00分

公開2日間で興収10億円「HERO」はヒットか!? 日刊ゲンダイ

 製作したフジテレビはおろか、TBS、テレビ朝日といった他局まで巻き込んで大宣伝を展開した木村拓哉主演の「HERO」。週末の興行はどうだったのか。
 公開初日にフジの亀山千広映画事業局長は4年前に大ヒットした「踊る大捜査線 THE MOVIE2」が記録した興収173億円以上を狙うとコメント。しかし、これには到底、届きそうにもない。
「週末2日間で興収は10億円。この数字は伊藤英明主演の『LIMIT OF LOVE 海猿』をやや上回るもので『HERO』は『海猿』との比較になっている。もっとも、月曜からのウイークデーでは中年女性が劇場に足を運んでいるので『海猿』を上回ることは確実ですが……」(事情通)
 ちなみに「海猿」の興収は71億円。「HERO」はすでに80億円は確保したといわれ、今週末から3回続く秋の3連休でどこまで伸ばすのかが焦点。173億円は夢のまた夢で、100億円を突破できるかどうかも微妙な状況だ。
「ヒットというなら公開中の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』の方がすごい。公開3週目になっても客足が落ちず、週末の興行ランキングで2位をキープしている」(映画関係者)
「HERO」は電波を私物化したといっていいほど大宣伝した上でのことだから、ヒットしても威張れる話ではない。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070915-00000005-gen-ent