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2007年09月15日(土) 14時30分

佐藤信秋議員に1000万円 国交省局長やOB産経新聞

 7月の参院選で初当選した元国土交通省事務次官で、自民党の佐藤信秋議員の資金管理団体「佐藤信秋後援会」(東京)に昨年、国交省の局長ら現職4人とOBら計三百数十人が寄付をしていたことが14日、政治資金収支報告書などで分かった。

 局長らを含め職業はすべて「会社員」と報告書に記載されていた。佐藤氏の事務所によると、寄付の総額は1000万円を超えるという。総務省は「職業が違っているのは虚偽記載に当たる可能性がある」としている。

 事務所などによると、後援会の理事など役員はすべて国交省OBで構成。佐藤氏が参院選に出馬すると知ったOBが呼び掛け合い、三百数十人が寄付をした。現職には連絡しなかったが、局長2人を含む4人は個人的な判断で寄付したという。OBの中には、国交省が発注した水門工事をめぐる談合に関与していた元技監もいた。事務所は「個人として寄付を受けた。談合とは関係はない」と説明している。

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