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2007年09月14日(金) 22時37分

<06年政治資金>国交省幹部が元次官に献金 会社員と記載毎日新聞

 国土交通省の元事務次官、佐藤信秋参院議員(自民、比例)の後援会が昨年、豊田高司元技監ら同省OBや現職の職員など約300人から寄付を受け取っていたことが、14日に公開された06年の政治資金収支報告書で分かった。後援会は寄付を受けた人物の職業を「会社員」と勝手に書き換えていた。政治資金規正法に抵触する虚偽記載の可能性があり、後援会は今後、収支報告書を訂正する予定だ。
 佐藤議員は今年7月の参院選で初当選した。収支報告書によると、後援会は昨年1年間で約300人から、総額2927万円の寄付を受けた。豊田元技監は同省の水門設備工事を巡る談合事件にかかわったと国交省が認定している。寄付者には、同省出身で東京都青梅市の竹内俊夫市長らもいたが、全員の職業を「会社員」にしていた。
 佐藤議員の事務所によると、寄付は銀行口座への振り込みで行われるため名前と住所しか分からなかったので、会社員と記載したと説明。その上で、「職業の書き換えは、寄付を隠そうという意図はなく、こちらの認識が欠けていた。昔からの友人が個人として寄付してくれたものだ」としている。
 国家公務員の政治献金は、個人の意思であれば問題ないが、強制したり、組織を挙げて行えば、国家公務員法などに抵触する。国交省は「個人によって献金されたもので、組織的なものではない」とコメントしている。【古関俊樹】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070914-00000133-mai-pol