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2007年09月14日(金) 15時00分

香川大のパソコン盗難:個人情報も流出 学生39人の成績など /香川毎日新聞

 香川大(一井真比古学長)の研究室からパソコンなどが盗まれた事件で、同大は13日、学生39人分の成績などの個人情報が流出していた、と発表した。他にも流出がないか詳しく調べる。
 同大によると事件は7日深夜〜10日午前8時半ごろに発生したとみられている。高松市幸町のキャンパス内にある教育、法、経済の3学部の4研究室からノートパソコンなど計27点(約250万円相当)がなくなっていた。また、教育学部の別の二つの研究室では、入り口のドアが壊されるなどしていた。高松北署が窃盗事件とみて捜査中。
 個人情報が含まれていたのは、教育学部の男性准教授のノートパソコン。学生39人分の氏名や5段階評価の成績、出欠、リポートの提出状況などが記載された資料が入っていた。また、学生や教職員約35人から受信したメールも保存されていた。パソコンにはパスワードが設定されており、大学側は「中を見るのは難しいと思う」としている。他の盗難品に個人情報が含まれていたか、十分調査はできておらず、同大は盗まれたパソコンなどの普段の使用目的などを今後詳しく調べる。
 再発防止のため、一井学長は13日、施錠の徹底など指示する通知を各学部長らに出した。会見した高木健一郎・労務担当理事は「学生の個人情報が盗まれたことは大変残念」と話した。【大久保昂】

9月14日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070914-00000205-mailo-l37