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2007年09月13日(木) 02時12分

週刊ポストに高野連が抗議 「事実に反する」朝日新聞

 日本高校野球連盟(脇村春夫会長)は12日、田名部和裕参事を批判した「週刊ポスト」の一連の記事について、厳重に抗議するとともに速やかな対応を求める申入書を、発行元の小学館の相賀昌宏社長と同誌編集人らに送った。

 記事は、8月10日号の「高野連のドンと妻『甲子園利権』の決定的証拠写真!」と、同月17・24日号の「高野連『甲子園利権』を牛耳る『関大OB』たちの行状」の見出しで掲載された。この中で指摘された特待生問題や不祥事に絡む関係者の処分のほか、日本高野連の役職者の選任や定年延長、住宅資金の融資などについて、「田名部参事一人で決定した事実はない」と反論。「多くの事実に反する記述があり、連盟の名誉や社会的評価を傷つけた」とも指摘している。

 一方、田名部参事が7月、日本高野連所有の乗用車を私的な買い物に利用したと同誌が報じた点については、「その日に打ち合わせがあったため」としたうえで、「一部私的に使われたのは事実」と判断、脇村会長が本人に口頭注意したことを明らかにした。

http://www.asahi.com/national/update/0913/OSK200709120070.html