記事登録
2007年09月13日(木) 19時31分

米民主党献金疑惑、詐欺まがいで集めた投資金が使われる読売新聞

 【ロサンゼルス=飯田達人】香港出身の中国系実業家、ノーマン・シュー被告(56)が重窃盗罪で起訴された後に逃亡生活を送りながら、米民主党議員らに多額の献金を行っていた問題で、ウォール・ストリート・ジャーナル紙は12日、シュー被告から投資話を持ちかけられた投資ファンド代表が投資家から4000万ドル(約45億2000万円)を集め、この現金が献金に使われていたと報じた。

 詐欺まがいの手法で集められた金が、2008年の米大統領選に出馬するヒラリー・クリントン上院議員らに流れていたことになる。

 投資話を持ちかけられたのは、ニューヨークの投資ファンド代表、ジョエル・ローゼンマン氏。「資金をグッチやプラダなどの有名ブランドの服を仕立てるのに使えば、40%の利益が出る」などとシュー被告から投資を持ちかけられ、投資家約100人から資金を集めたという。ローゼンマン氏の弁護士は「シュー被告は人をだます能力にたけていた」と話しており、既に地元捜査当局に捜査を依頼したという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070913-00000111-yom-int