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2007年09月12日(水) 19時59分

新大阪駅の痴漢事件で男性に無罪 大阪高裁判決朝日新聞

 JR新大阪駅で女性(当時28)の胸を触ったとして、大阪府迷惑防止条例違反の罪に問われた岡山県倉敷市の自営業の男性(31)に対する控訴審判決が12日、大阪高裁であった。島敏男裁判長は「被害現場の位置の説明が変わるなど、女性の供述は信用できない」と述べ、懲役4カ月執行猶予3年とした大阪地裁の一審判決を破棄し、無罪を言い渡した。

 判決によると、男性は昨年4月、JR新大阪駅のコンコースで「痴漢をした」として女性に取り押さえられ、淀川署員に現行犯逮捕された。判決は「歩行中に振り向いて女性とぶつかったとする男性の主張が不合理とは言えない」と判断した。

http://www.asahi.com/national/update/0912/OSK200709120061.html