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2007年09月12日(水) 12時45分

玄海原発、放射線監視盤が一時故障 「外部影響なし」朝日新聞

 九州電力は12日、玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)1号機で、中央制御室にある放射線監視盤の一部が故障し、約1時間にわたり規定の監視ができなかったと発表した。外部の環境への影響はないという。1号機は通常運転している。

 九電によると、この監視盤は蒸気発生器内で、放射性物質を含む1次冷却水が、2次系に漏れていないかどうかを監視する装置を制御する。保安規定では三つのうち少なくとも二つの装置での監視が必要。同日午前4時ごろ、制御盤の故障でうち二つの装置が異常を示し、約1時間後にその一つは復旧したという。同日、国や県などに報告した。

 九電では11日に川内原発(鹿児島県薩摩川内市)の原子炉補助建屋で、廃棄物系のタンクから放射性物質を含む水200リットルが漏れた。外部への影響は確認されなかったが、国への報告が確認から約4時間後と遅く、国が九電に注意した。

http://www.asahi.com/national/update/0912/SEB200709120007.html