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2007年09月11日(火) 13時52分

新司法試験で制度改正案、大学院教員の考査委員を大幅減読売新聞

 今年の新司法試験で考査委員を務めた慶応大法科大学院の元教授が試験の類題を事前に学生に教えた問題で、考査委員として出題を担当する法科大学院教員の人数を大幅に減らすことなどを盛り込んだ法務省の試験制度改正案が11日、明らかになった。

 12日に同省の司法試験委員会がこの案を基に検討し、結論を出す。

 今年の新司法試験で出題と採点を担当した考査委員は155人で、法科大学院教員と弁護士などの実務家が半数ずつを占めている。

 同省案では、来年以降の試験を担当する考査委員について、〈1〉問題作成の段階では教員の数を大幅に減らす〈2〉採点前に新たに多数の教員を任命する——などの制度改正を行うことで、今回のような不正のリスクを減らすとしている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070911-00000205-yom-soci