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2007年09月10日(月) 00時00分

OKWave(おーけーうぇいぶ)読売新聞


絵・唐沢なをき/文・唐沢よしこ

 以前、教えてくんという言葉を解説しました。何かわからないことがあると、自分では何も調べずに、すぐどこかの掲示板などに質問する人のことです。

 どこでもあまり歓迎されませんが、広いインターネットには質問大歓迎のサイトもあります。「OKWave」というQ&Aサイトもそのひとつですワン。

 OKWaveはユーザー同士でQ&Aを行うサイトです。何か知りたいことのあるユーザーが質問を書き込むと、わかる人が回答を書き込んでいくというもの。特に質問者と回答者の区別があるわけでなく、登録ユーザーならば誰でも質問や回答ができます。ユーザーになっていなくてもこれらのやりとりはすべて公開されているので、情報としてけっこう役に立ちます。ただし回答が間違っていたり、偏った考え方の回答者がいたりすることももあるので、得た情報はすべて自己責任で利用することになります。

 同様のサイトに「教えて!goo」や「Yahoo!知恵袋」といったところもありますが、OKWaveで特徴的なのはアンサリストサービスですワン。優良な回答をしている専門の知識を持った人々(アンサリスト)に非公開で質問、相談ができるというもの。有料サービスですが、非公開なので個人的な事情を説明したり、より具体的なアドバイスを受けることができるのです。

 ユーザーとして参加したときに忘れないようにしたいのが、回答をもらったときのお礼です。OKWaveのようなサイトはQ&Aを通じて参加者がコミュニケーションを取るところ。知りたいことがわかったら、それっきりというのは非常によろしくない行動と見られていますワン。

http://www.yomiuri.co.jp/net/column/yougo/20070910nt11.htm