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2007年09月08日(土) 11時04分

とっても便利! ネットスーパーツカサネット新聞

最近、各大手スーパーで「ネットスーパー」なる営業を展開している。西友やイトーヨーカドー、マルエツ、紀伊国屋などが有名であるが、地方の地域密着型スーパーでもこのサービスは広がりつつある。ネットで注文して配達してもらう。定額以下は配達料金がかかるので、経済的にはお得といえないが、利用する人にとってはいろいろと便利なものである。

筆者は最近、東京都内より千葉に移り住み、車社会の中で運転できないためにさまざまな不便な思いをしていた。そこで、このネットスーパーなるものを早速利用してみた。

入会金や年会費は無料で、3500円以上は配達料金無料、それ以下は1回につき350円の配達料金を取られる。配達に要する人件費などを考えれば妥当なところか。ログインして買い物を始めると、商品検索も実にわかりやすく構成されており、チラシの掲載もある。また、宅配のみのサービス商品もあるので、ちょっと得した気分になる。配達時間は2時間ごとに区切られており、指定の時間に配達してもらえる。ただし生鮮食品などを含むことを前提に「手渡し」が基本である。しかし、逆に拘束される時間は2時間なので、まぁ気にならない。

さて、実際に注文したものが配達されてきた。意外だったのは、梱包が丁寧なことである。普段スーパーで買い物したときにはビニール袋に入れる程度のもの、たとえばミニトマトが梱包材で丁寧につつんである。ねぎも紙できれいに覆われている。また、要冷蔵のもの、常温保存のものがきちんと分けられている。

品質はといえば、なかなか新鮮なものであった。魚の鮮度もよく、青梗菜はみずみずしく、おそらく倉庫から直接詰め合わせているのだろう。店頭に並べられているものと比べると納得の品質である。ここまで納得できれば、近くのスーパーでさえ車が必要な筆者にとっては、とても便利でこれからも使いたいサービスだと思える。

ただし、エコ的には若干の問題が残る。丁寧なのはいいが、過剰梱包気味なのだ。袋や梱包材が多く、ゴミが増えてしまう。困ったものだと思っていたら、要望事項を書き込む欄があり、そこに「袋を少なくしてください」と書いたら、簡易包装で配達された。人それぞれの「便利」は異なるものだが、配達料金に見合う便利さがあれば、魅力的なサービスであると言えよう。

今現在、このネットスーパーを利用できるのは首都圏や特定の地域に限られているようだが、どの店でも試策段階のようである。ネットショッピングの広がり方のように、ネットスーパーも広がっていくのであろうか。今後の展開が楽しみである。

(記者:佐藤有実)

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