全日空は６日、機内サービスでこどもたちに配ったハンドタオルから、ミシン針の先（約１センチ）が刺さっているのが見つかった、と発表した。製造した中国内の工場で混入したとみられる。タオルの配布は８月３０日に中止したが、すでに４０万枚を配っている。全日空は注意を呼びかけ、求めがあれば無料で回収・交換に応じるとしている。
タオルは、同社が４月２０日から機内で配っていた「ポケモンタオルマスコット」と呼ばれるもの。針は縫い目のかたい部分から見つかった。８月１０日の便に乗った、東京都内の０歳児の母親から「洗濯時に異物が見つかった」と同月２７日に連絡があった。けがは報告されていない。下請けした国内メーカーの中国工場で刺繍（ししゅう）用のミシン針が折れ、混入した疑いが強いという。
http://www.asahi.com/national/update/0907/TKY200709060467.html