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2007年09月07日(金) 00時00分

ガリ勉読売新聞

 この連載の新担当者、 Cameron McLauchlan です。日本では9月に第2学期が始まり、我が母国ニュージーランドでは第3学期が終わります。そこで、勉強に絡むテーマにしましょう。

 洋の東西や国を問わず、学生や生徒たちの勉強に対する姿勢はいくつかのタイプに分類できるようです。

 まず、寝る間も惜しんで勉強し続ける「ガリ勉」( grind )タイプ。同級生の間ではこんな評判も……。「彼はガリ勉君だ。毎日勉強ばかりしていては、女の子にもてないよな」( He’s a grind. Every day all he does is study, so he isn’t very popular with the girls.)

 スポーツや遊び優先で、勉強は二の次というタイプは、宿題の提出期限が迫ると、こう叫ぶ羽目に陥ります。

 「まずい。明日には提出しなくちゃ。でも、徹夜しても間に合いそうにもない」( Oh no. I have to hand this homework in tomorrow. Even if I burn the midnight oil tonight, there’s no way I’ll be able to finish it in time.)

 勉強と趣味をうまく両立させるタイプの子の親は、「うちの子はラグビーの練習から帰ると、必ず食後に宿題、次の日の予習をやって、10時半には寝るのよ」( When my son comes home from rugby practice, he eats dinner and then without fail does his homework and prepares for the next day’s lessons before going to bed at 10:30.)などと、気苦労がありませんね。

 まれに、ほとんど努力せずに抜群の成績を上げる人も。勉強に苦しむ普通の学生にはうらやましい限りです。

 「彼女は勉強の手を抜いている様子なのに、成績は常にトップ。私は、毎日こつこつ勉強しても追い越せない」(She seems to be a slacker when it comes to studying, but she always gets the best grades in our class. I toil away everyday, but my grades never top her’s.)

 私は宿題を、ぎりぎりまで先延ばしするタイプでした。締め切りの厳しい新聞社では、毎日が自分との戦いです。(キャメロン・マックロクラン記者)

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