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2007年09月06日(木) 11時00分

感謝状:振り込め詐欺未然防止で、碧海信金支店職員・杉浦さんに署長が贈る /愛知毎日新聞

 半田署は5日、振り込め詐欺を未然に防止した、同市昭和町2、碧海信用金庫半田支店の職員、杉浦ふき子さん(27)に、署長感謝状を贈った。
 同署によると、8月29日午後、市内の主婦(53)に振り込め詐欺の電話があった。警察官を名乗る男が「息子さんが盗撮し捕まった」と話し、息子役の男が「周りに知られないように」と泣きじゃくった。“警察官”の男の指示で“弁護士”に電話すると、「示談金は200万円」と、大阪市内の信金口座に振り込むよう言われた。
 主婦は碧海信金半田支店に駆け込み、200万円の定期預金の解約を申し込んだ。窓口にいた杉浦さんが、主婦の手が震えているのを不審に思い事情を聞いたが話してくれなかった。このため、山下充張支店長(46)に相談、山下支店長が主婦に振り込め詐欺の手口を説明。主婦は家族に連絡し、詐欺とわかった。
 同支店では初めてのケースだった。山下支店長や杉浦さんは「未然に防止できてよかった」と話していた。【林幹洋】

9月6日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070906-00000006-mailo-l23