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2007年09月06日(木) 21時44分

ネット配信めぐり対立 ラグビーW杯で取材ボイコット朝日新聞

 フランス通信(AFP)をはじめ、ロイターやAPなどの主要通信社は6日、7日開幕のラグビー・ワールドカップ(W杯、主会場フランス)に関連した取材をボイコットした。試合写真のインターネット上の掲載枚数をめぐり、国際ラグビーボード(IRB)との対立が解消されなかったためだ。AFPのピエール・ルエット会長は「すべての事態を排除しない」と発言、交渉次第では試合そのものの報道を取りやめかねない事態だ。

 問題になっているのは、通信社やその配信を受けた報道機関のネット上の試合写真の掲載。IRBは、前半と後半それぞれ最大20枚ずつ、延長の場合も追加10枚を上限とする方針を通信社側に通告。放映権料を支払うテレビ局などと違い、支払いをしない通信社の報道に制限を加えるのは「正当なことだ」と主張している。

 これに対し、通信社側は「IRBの利益のために報道の自由の権利を放棄すべきでない」と反論している。

http://www.asahi.com/sports/update/0906/TKY200709060431.html