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2007年09月05日(水) 13時01分

振り込め詐欺:県内で被害発覚相次ぐ /栃木毎日新聞

 県内では4日、振り込め詐欺の被害発覚が相次いだ。県警は詐欺事件として捜査している。
 宇都宮南署によると、宇都宮市内の男性会社員(56)は8月18日、自宅に届いたダイレクトメールに記された番号に電話し融資を申し込んだ。同20日、再び電話すると男に「身元保証のため、50万円借りて郵送してほしい」と言われ、消費者金融で現金を借りて都内の住所に郵送。融資はなく、だまされたと気付いた。
 また、宇都宮東署の調べでは、同市内の土木作業員の男性(64)は4日、都内に住む長男(38)を装った男から「会社の金300万円を使い込んだ。あと200万円ないと警察に捕まる」と言われたため、長男の電話と信じ、指定された口座に現金を振り込んだ。
 一方、足利市の男性会社員(40)は6月上旬、金融会社の社員を名乗る男から「最大50万円まで融資出来る」と電話で勧誘され、融資を申し込んだ。しかし「あなたの個人情報が出回っている。情報を処理しないと融資できない」と言われ7月2日〜9月3日、計5回にわたり計45万円を振り込んだ。さらに現金振り込みを求められ、不審に思った男性が足利署に届け出た。【山下俊輔】

9月5日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070905-00000096-mailo-l09