2007年09月05日(水) 16時00分

参院選・小林温氏派の公選法違反：公明に後ろめたさも　松氏繰り上げ当選で　／神奈川（毎日新聞）

　突然の小林氏の議員辞職を受け、公明党の上田勇県本部代表は「松あきら前参議院議員が繰り上げ当選になると思いますが、その際はこれまでの経験を生かし、国民のために全力を尽くされるものと確信いたします」とのコメントを発表した。松氏本人は４日、「繰り上げ当選が正式決定した後に対応したい」（党県本部）として記者会見は開かなかった。
　公選法の規定で、選挙期日から３カ月以内に欠員が生じた場合は、通常は次点が繰り上げ当選となる。松氏は７月の参院選で党として県内過去最高となる６９万１８４２票を獲得したが、次点に終わっていた。
　党関係者からは「今回の事態は支持者からすれば『神風が吹いた』となる」「補選になれば与党に勝ち目はなく、良かった」と前向きに見る声がある一方で「与党の中から出た話なので嫌な感じ」「やるせない気持ちもある」と後ろめたさを感じる声も上がった。【池田知広】

９月５日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070905-00000143-mailo-l14