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2007年09月03日(月) 17時52分

萌えボイスで自作曲を歌ってくれる「初音ミク」ITmediaニュース

 クリプトン・フューチャー・メディアはこのほど、メロディと歌詞を入力すると、その曲を女性の声の合成音で歌う音楽制作ソフト「初音ミク」を発売した。16歳のバーチャルアイドル「初音ミク」が歌うという設定で、声優の藤田咲さんの声を元に作られた合成音で再生する。

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 人間の声を元にリアルな歌声の合成音を作ることができるヤマハの技術「VOCALOID 2」を活用したソフト。初音ミクの声は「ポップスやバラードを得意としているほか、アニメソングにも最適。声質はとてもチャーミングで、伸びやかに天まで昇るような高音域と清そで可れんな中高音域がとても魅力的」という。

 メロディの編集は、縦軸に音程、横軸に音の長さを表示するピアノロール型画面で行う。歌詞はひらがな、カタカナ、ローマ字で入力。声にビブラートをかけたり、声質を変える機能を備えたほか、最高で16ボーカルのコーラスやハーモニーを作ることもできる。作成した楽曲はWAV形式で書き出しができる。

 オープン価格で、実売予想価格は1万5750円前後。対応OSは、Windows XP/Vista。

 「キャラクターボイスシリーズ」の第1弾で、今後、バーチャルアイドルのラインナップを増やす予定。同社は「可愛らしいアイドル歌手を、自宅スタジオでプロデュースしているかのような感覚を味わえる」としている。

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  歌詞とメロディを入力すると歌い出す ヤマハが歌声合成ソフト開発

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