記事登録
2007年09月03日(月) 20時47分

<司法修習>過去最多71人が不合格 受験者1468人毎日新聞

 最高裁は3日、司法試験合格者が専門知識や実務を学ぶ「司法修習」の8月に実施した卒業試験結果を発表した。受験者1468人のうち71人が不合格で、今回から追試が廃止されたため、最終的な不合格は過去最多となった。
 今回の受験者は05年の旧司法試験に合格し、06年4月に司法研修所に入った修習生。同年は107人が合格できなかったが追試で91人が救済され、最終不合格者は16人。今回の不合格者はいったん修習生の身分を失い、最高裁が面接などによって再採用を認め改めて今後の卒業試験に合格しなければ法曹資格を得られない。
 卒業試験の不合格者は長年ゼロか数人程度だった。だが司法制度改革で00年以降、司法試験合格者数が増えるにつれ、不合格者は増加傾向になっている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070903-00000106-mai-soci