記事登録
2007年09月03日(月) 21時03分

司法修習生の“落第”…今年は71人追試制度廃止で増加産経新聞

 最高裁は3日、8月に実施した司法試験に合格した司法修習生が法曹資格を得るために受ける「考試」(卒業試験)の不合格者が71人(4・8%)に上ったことを発表した。昨年の考試で合格できなかったのは過去最高の107人に上っており、それに次ぐ高水準となった。
 司法試験に合格した司法修習生は、司法研修所で約1年4カ月の研修を受けた後、考試にパスしないと法曹資格を得られない。
 8月実施の考試を受けた司法修習生は1468人。合格者は1397人だった。
 昨年度までは不合格者に対する追試があり、昨年度に合格できなかった107人は追試を受けるなどし、最終不合格者は16人だった。追試制度は今年度から廃止されている。
 最高裁によると、最近の考試で合格できなかったのは、17年度は31人、16年度は46人、15年度は11人。最終不合格者もそれぞれ2人、5人、0人だった。

【関連記事】
元慶大教授を守秘義務違反で告発 新司法試験問題
【勿忘草】何が正義で、何が巨悪なのか
【知はうごく】知財高裁、国民の意識向上に貢献
大阪弁護士会が新人就職支援 「1人事務所」受け皿に
橋下弁護士に第7子四女が誕生!8人目は丸山氏の養子に?

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070903-00000941-san-soci