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2007年09月02日(日) 02時24分

トイレスキャンダルの米共和党上院議員、辞任を表明 朝日新聞

 空港の男子トイレで隣の個室に性的な誘いを行った容疑で逮捕され、辞任圧力が高まっていた米共和党のクレイグ上院議員(62)が1日、地元アイダホ州で記者会見を行い、9月30日付で議員を辞任すると発表した。

 同議員は「アイダホ州民、スタッフ、同僚の上院議員、そして妻と家族に対し、自分が起こしたことを謝罪する。大変申し訳ない」と述べた。

 クレイグ議員は6月、ミネソタ州のミネアポリス空港で、隣の個室でおとり捜査をしていた男性警察官に性的な誘いをしたとして現行犯逮捕された。同議員は有罪を認めて罰金を払ったが、問題の発覚後、「何も悪いことはしていない。有罪を認めたのは間違いだった」などとして辞任を拒んできた。

 アイダホ州では、上院議員が欠員になった場合、州知事が残り任期を引き継ぐ後任を任命することになっている。現在、州知事は共和党のため、上院の党派別勢力分布は変わらない見通し。

http://www.asahi.com/international/update/0902/TKY200709010268.html