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2007年09月02日(日) 12時21分

不正受給の補助金、3日にも返還…遠藤農相トップの組合読売新聞

 遠藤農相が組合長を務める「置賜(おきたま)農業共済組合」が農業共済の掛け金を国から不正に補助させていた問題で、組合側は1日、補助金を返還することを決めた。組合側から連絡を受けた農林水産省が同日、明らかにした。返還は、週明けの3日になる見通し。

 農水省によると、組合側が水増しした105戸分の共済掛け金の総額は約230万円で、国は半額の約115万円を補助することになった。このうち実際に組合側に交付したのは約50万円で、残りは国で保管していた。このため組合側が国に返還しなければならないのは、約50万円になる。

 この問題は、会計検査院が2004年に実地検査をした際に発覚しており、農水省も把握していた。検査院が今年5月にも、未返還を指摘する事態になったことについて、同省保険課は「悠長な対応になってしまった。急いで手続きをとるべきだった」としている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070902-00000201-yom-soci