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2007年09月02日(日) 12時15分

農相の進退問題浮上、野党は「問責決議案」を検討読売新聞

 遠藤農相が組合長を務める農業共済組合が国から補助金を不正受給していた問題で、野党各党は1日、農相が説明責任を果たせない場合、安倍首相に更迭を要求する方針を一斉に表明、事態は農相の進退問題に発展した。

 10日召集予定の臨時国会で、野党が与野党逆転した参院に農相の問責決議案を提出すれば、可決される公算が大きい。

 政府・与党内には、農相を擁護する声がある一方、国会の混乱を回避するためには、農相の辞任は避けられないとの声が出ている。安倍新体制は、早くも困難な政権運営を迫られることになった。

 農相の問題について、民主党の鳩山幹事長は1日、「辞任に値する話だ」と記者団に語った。そのうえで「今後の遠藤氏の対応と、安倍首相がどう任命責任を果たすかを見て、動きがない場合、国会で農相の辞任を求める」との考えを明らかにした。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070902-00000102-yom-pol