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2007年09月02日(日) 02時07分

<遠藤農相問題>不正受給の補助金返還求める 農水省が決定毎日新聞

 遠藤武彦農相が組合長を務める「置賜農業共済組合」(山形県米沢市)が、公的保険制度「農業共済」の掛け金(補助金)を国から不正受給していた問題で、農水省は1日、返還させることを決めた。
 農業共済の掛け金は農家と国が折半する仕組み。同組合は99年、105戸分を水増しして不正請求。同省保険課によると、国は約115万円を補助金として負担したが、このうち大きな災害に備えるための再保険料として65万円は国が積み立てていたため、実際に支給されたのは約50万円だった。支給先は、不正を行った置賜農業共済組合ではなく、上部組織の山形県農業共済組合連合会だった。
 農水省はこの約50万円の返還を同連合会に求め、3日には完了したいとしている。
 遠藤農相は1日深夜、記者団に「ご迷惑をお掛けしました」などと語った。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070902-00000005-mai-pol